毎年4月の中旬に行われる、タイ最大のお祭りソンクラーン。
タイのお正月でもあるソンクラーンですが、もともとは純粋に新年のお祝いであり、家族が一堂に集って共同で仏像のお清めを行ったり、年輩の家族のお清めを行う期間でした。後に単なる水の掛け合いに発展したため、現在では新年と言うよりも祭りという色彩が強くなっているようです。

ソンクラーンの期間中は日中チェンマイの街を歩いていると、嫌でも水を掛けられます。ソンクラーンの時期はタイでは最も暑い時期で、毎日30度超えなので、水を掛けられても気持ち良いくらいなのです。もちろん自ら水鉄砲を持って攻撃しても良し。基本的にこのお祭りは無礼講のようですが、お坊さんと仏像に水鉄砲を向けることはご法度です。他は誰にでも目があったら水を掛け合うというクレージーぶりです。

基本的には、仏像や仏塔に水をかけてお清めをしたり、家族の年長者の手に水をかけお清めをし、相手に敬意を示すという伝統ですが、ここまでエスカレートしてしまったソンクラーン。
僧侶や警察官、仕事中の人や露店のお店には水を掛けるのはご法度ですが、他はほぼ老若男女、無礼講でずぶ濡れの状態で、街中どこででも水を掛け合うクレージーなお祭りです。そんなお祭り楽しくないわけありません。誰でも参加できて、知らない人同士でも水鉄砲を向け合い、童心に戻ってはしゃげる楽しいお祭り、それがチェンマイのソンクラーンなのです。
お祭り期間中の日中はどうしても水を掛けられてしまうので、移動日などで濡れたくない人は早朝の移動をお勧めします。
ソンクラーンの詳細はToripnote内に記事を書いていますので、ご参考ください。