ベトナム北部、ハノイからバスで6時間の場所に位置するハザンHa Giang(ベトナムではハザンと発音します。英語読みでハジャンと言っても全く通じません)。
そのハザンから中国との国境に近い山岳地帯にループの道があって、その道からの景色は素晴らしく、バイクで周るのには絶好のループらしい。
これもコロナ禍に散々魅入っていたPaddy DoyleのYouTube でその存在を知り、冒険心をそそられたのでした。
欧米人の若者バックパッカーの間では有名なスポットであり、コロナが完全に明けていないこの時期でも、その人気さは驚くほどでした。
ハザンの街に観光に行く人の9割はハザンループをバイクで周るのではないかと思うくらい、若者のバックパッカーたちを目にしました。
欧米人には人気ですが、日本ではあまりまだ知られていないのか、それともこんなアドベンチャーは好まれないのか分かりませんが、ネットでもあまりインフォメーションがありませんでしたので、私たちは中年どころか熟年に入る年齢かもしれませんが、それでも楽しめるハザンループバイク旅録をここに記しておきます。
Ha Giang ハザン
ベトナム最北部に位置します。ハノイからはバスで6時間。
ハノイからハザンにバス移動
今回も12GO.Asia からオンライン予約しました。
ハノイからハザン行きのバスはいくつかのオプションがあったので、ハノイの宿泊先から近いバスステーションからのバスを予約したつもりでしたが、それは集合場所だっただけみたいで、時間になったら迎えのバンが来て、バスステーションに連れて行ってくれました。
ハザンのバスステーションからも同じで、バンに乗って宿泊先のホテルまで送迎してくれました。
ちなみに帰りはハザンでの宿泊先のホテルでバスを予約してもらったのですが、それはハノイのバスステーションまでだったので、バスステーションからハノイの旧市街の宿泊先までタクシーで行かなければならず、料金はハザンからハノイのバス料金の半額くらいかかってしまったので、バスステーションからの送迎も込みのオンライン予約の方が良かったと思いました。
ハザンでの送迎先はハザンホステルと決まっていて、調べてみるとそのホステルは口コミが良いし、レンタルバイクもしてるそうで、ハザンでの宿泊先はこちらのハザンホステルを予約しました。
タイでは乗り合いバンよりバスの方が良かったため、バスをにしたのですが、このバスは良くなかった。スリーピングスタイルでリクライニングができるけど、合成革なので滑って居心地が悪いし、2階だったので揺れるし、トイレは1度だけで途中で我慢できずにバスを停めてもらう人まで出たくらい。
ベトナムのバンはラグジュアリースタイルで、かなりシートも良さそうだし、個人シートなのでタイのように押し込まれることもなさそうなので、そちらの方が良いのかも。値段は変わりません。
Ha Giang Hostel
モーターバイクレンタルをホテル名に謳ってるだけあって、バイクの保有数が100台ということでした。しかも新しいバイクが多い。
ホステルということで、ドミトリールームもあるけど、個室もあります。新しいホテルなので清潔で快適です。
もちろんバスルームも部屋に付いてますよ。日本のビジネスホテルっぽいけど、埃っぽい古臭い街の中でモダンな部屋は快適です。
ルーフトップではレストランまではいきませんが、ビールを飲んだりは出来るスペースがあります。こちらで宿泊費込みの朝食をいただけます。
朝食は宿泊費込みで、決まってこの卵のバンミーとセルフのコーヒーです。
ハザンループに関しては情報が少なかったので、現地に行ってから色々と決めようと思っていて、ループに出発する前に2泊、終えてから1泊しました。
大抵の人はハザン翌日に出発で、ループから帰った当日に夜行バスでハザンを出るそうですが、熟年カップルには夜行バスなんてありえないし、ハザンループでのコースや宿泊先を決めたりしたかったので、余裕をもってそのようなスケジュールにしました。
ハザンループへのオプション
ハザンループを周るにはいくつかのオプションがあります。
1、ツアーに参加して全てお任せする。
このオプションにすると、ツアー料金にはバイクレンタル、ガイド、宿泊費、食費などが含まれていますので、何も心配することはなく、ただガイドについて行けば良いだけということになります。
大体3泊4日のツアーが一般的で、料金もリーズナブルです。しかし、参加者が多く年齢層も20代くらいと若いバックパッカーが主な参加者なので、世代ギャップと団体行動の面倒さを考慮して却下。
2、プライベートでイージーライダーを頼む
バイクとドライバーをハイヤーして、バイクの運転もガイドもお任せするといったオプションもありました。
じつはこちらも考慮していたのですが、私に関してはバイクを自ら運転して山岳地帯の崖っぷちを走るなどと言ったことは絶対無理。バイクも運転出来ないし、崖っぷちも怖い。ダンナさんの後部座席に乗るのも負担がかかるかなと思い、私だけイージーライダーを頼もうかと思っていました。
3、レンタルバイクだけして個人で行く
こちらのオプションは宿泊先の手配や道のりの下調べ、現地でアクシデントがあった場合等、全て自らの責任になりますが自由がある。
現地で色々と聞いていましたら、何とかなりそうだったので、自由気ままにゆっくりとバイク1台の2人乗りで5日間のハザンループに挑戦することにしました。
早い人は2日間、相場は4日なので、5日間とはかなり余裕がある日程です。せっかくなのでゆっくり周って行きたいと思います。
一応ツアーのサンプル貼っておきます。
バイクをレンタル@ハザンホステル
ハザンホステルのオーナー、ミスターハザンが色々と丁寧に教えて下さって助かりました。
レンタルバイク1日20万ドン+オプションの保険代8万ドンで合計1日28万ドンでした。5日間で140万ドン
結局ウチは何事もなく5日間無事に終えたのですが、事故にあったりした場合はツアーに入ってないとどうなるのか心配でしたが、WhatsAppでミスターハザンとコンタクトを取れるので、何かがあったら連絡してアドバイス等もらえるとの事だったので心強かったです。
実際、この時期にいたお客さんが転倒してバイクにダメージがあって乗れない状況になったけど、ミスターハザンのネットワークで、バイクの撤収とお客さんのバスの手配等したそうです。
ハザンループのコースや宿泊先のお勧めなど、親身に色々教えていただけました。
ハザンループ コース
ざっくりとこんな具合で教えてもらい、各所のポイントや、道のコンディションなど気を付ける点を教えてもらいました。
次回からは私たちが周ったルートをご紹介していきます。