台湾経由で久々日本で少しゆっくりします〜

タートルアイランドとキナバタン川 4日間ツアー内容

2017年8月に参加した、マレーシアのボルネオ島サンダカン発着の3泊4日のパッケージツアーの記録です。

ネットで申し込んだのは、Borneo Dreamこちらのツアー

全て英語でのやり取りでしたが、対応も早くとても信頼できるエージェントさんでした。

ツアーの流れ

  • Day1 タートルアイランド泊。海亀の産卵見学等。
  • Day2 セピロック オラウータン リハビリテーションセンター経由でキナバタン川ネイチャーロッジへ 
  • Day3 キナバタン川リバークルーズ、ジャングルトレッキング等 
  • Day4 早朝リバークルーズ後ゴマントン洞窟経由で空港又はホテルへ送迎

このような流れになります。

では、詳細を記録して行きたいと思います。

Day1 タートルアイランド

早朝に空港、又はサンダカン市内のホテルツアーの車が迎えに来てくれます。

タートルアイランド行きのボート乗り場に着いたら、手続きをしてボートの出発を待ちます。

タートルアイランドでは1日の入島制限人数があるために、当日の参加はほとんど難しいようです。

代理店を通しての事前予約をお勧めします。

こちらのボートに乗り込んで行きます。1度に20人ほど乗って行きました。

約1時間ほどのボートトリップです。

ボート内では前の方に座ると良いですよ。揺れも少ないし、何より日陰の時間が多いです。

タートルアイランドに到着です。

1周歩いても30分もかからないような小さな島です。

通称はタートルアイランドですが、実際はセリンガン島といいます。

こちらの建物は1階は食堂で、2階は海亀の資料展示室になっています。

食事や島内の説明を聞いた後に、各自部屋に行き夕方迄自由時間になります。

海はきれいですが、シュノーケルでたくさん魚やサンゴが見れるといった感じではありませんでした。

島内には海亀が産卵した卵を、こちらで外敵に襲われないように保護しています。

産まれたばかりの可愛い赤ちゃん亀が海に出たがっていますね。

食事はバイキングスタイルです。

島に滞在中の朝昼晩と3食サーブされます。

夕食が終わったら、2階の展示室で海亀生態などの説明を聞いた後は、産卵に来る海亀を待ちます。

海亀が産卵の為に島に上陸したら、ビーチで待機しているスタッフから連絡が入り、ゲストはビーチに向かいます。

産卵の邪魔にならないよう、見学します。

母親亀が産んだ卵は数を数えて、産卵日、時間などを記録して、保護のために別の場所に埋められます。

そして孵化した生まれたての海亀に赤ちゃんは、放流します。

月明かりに向かって泳いでいくというので、ライトを照らしてあげます。

これでタートルアイランドの1日目は終了となります。

こちらのタートルアイランドについて、Toripnote内で詳しく投稿していますので、興味のある方はそちらも御覧ください。

Day2 オラウータンリハビリセンター経由でキナバタン川へ

タートルアイランド2日目の朝は、日の出で起床してビーチをお散歩するのをお勧めします。

早朝のビーチにはまだ産卵中、又は産卵を終えて海へ帰る前の海亀がいる確率が高いのです。

この日も産卵を終えたばかりの親亀が、海へ戻るために砂浜をゆっくりゆっくりと進んでいるところでした。

こんな大きな海亀に会える事もラッキーなのに、神秘的な産卵見学や子亀の放流も立ち会うことが出来て、とても良い経験になりました。

そんなこんなしているうちに、もう帰りのボートが出る時間になってしまいます。

朝食を急いで済ませて、ボート乗り場に急ぎます。

上の写真は食堂入り口の電子掲示板で、前夜に産卵の為に上陸した亀と産卵した卵の数などの情報が記されています。

オラウータン リハビリテーションセンター

タートルアイランドからまた1時間ほどボートに乗って、本土に上陸すると、待機している送迎バンに乗って、まずはセピロック オラウータン リハビリテーションセンターに向かいます。

こちらではジャングル中で、親とはぐれてしまった子供にオラウータンや怪我をしているオラウータンなどが保護されています。

大きなガラス越しに、可愛いオラウータンの子供たちが遊んでいるところを見学出来ます。

無邪気に遊んでいるオラウータンは、それはそれは可愛いです。

その他、オラウータンの餌付けや、スライドでボルネオのオラウータン現状を学んだりします。

ボルネオ島では昔からの原生林を伐採して、油ヤシのプランテーションにしてしまっているため、オラウータンや他の野生動物行き場がなくなり、動物たちは減り続けているというのが現状です。

キナバタン川

オラウータンリハビリセンターを後にして昼食を済ませたら、キナバタン川に向かいます。リハビリセンターがあるセピロックから1時間半くらいでした。

キナバタン川に着いたら、ボートに乗ってツアー2泊目の宿泊先のロッジに向かいます。

ロッジに向かっているボートから、いきなりワニが見れたりもしました。

ロッジはシンプルだけど、こんなジャングルの中にしては十分過ぎるお部屋です。

クーラーはあるし、ホットシャワーも出ます。

ロッジでひと段落したから、夕方のリバーサファリに出掛けます。このようにガイドさんに案内されながら、ジャングルの動物を探します。

運が良ければ、野生のオラウータンや象にも遭遇出来るかもしれません。

この日もしっかり、野生のオラウータンを見ることができました。

夕方だったので、今日の寝床を作っているオラウータンでした。

オラウータンは単独行動で、毎日移動して寝床を変えるのです。

1時間半から2時間ほどのリバークルーズを終えて、ロッジ戻ってくると、夕食の時間です。

今回にロッジはネイチャーロッジ セピロックというところでした。こちらのロッジはツアーと込みになっていたので、全部お任せでしたが、部屋のカテゴリーだけは選べましたので、1番良いお部屋にしてもらいました。他にもドミトリーなどのカテゴリーもありましたので、若いバックパッカーの子達も泊まっていました。

食事バイキングスタイルで、マレーシアの家庭料理のような感じでしたが、美味しかったです。

食事の後はナイトウォークのアクティビティもありましたが、翌日はジャングルウォークにも参加するので、様子見ておこうと参加せず。ゆっくり休みました。

Day3 キナバタン川 リバークルーズとジャングルトレッキング

キナバタン川のロッジに滞在中はモーニングクルーズとイブニングクルーズがパッケージに組み込まれています。

ジャングルの朝は清々しく、生命力を感じ、心が洗われるような光景が視界いっぱいに広がります。

動物たちはも朝は活発で、川辺にはボルネオ島の固有種テングザルを見ることができます。

日中はジャングルトレッキングのアクティビティーがあります。

ガイドさんに案内されジャングルの中を歩くのですが、地面はぬかっていて、長靴を履いていないと大変な事になります。(長靴は貸してもらえます)

この時は蚊が多くて大変でした。レギンスのようなぴったりしているものを着ていると、服の上からも蚊に刺されます。ゆったりとした動きやすい服装がお勧めです。

ジャングルトレッキングの最終地点はこちらの湖です。蚊やヒルと戦いながら、珍しいジャングルの植物を説明してもらったりして、サバイバル体験できました。

でもやっぱり夜のナイトウィークはやめておこうと思いました。

キナバタン川でのリバーサファリについては、toripnote 内の記事で詳しく掲載しています。

Day4ゴマントン洞窟経由でサンダカンへ

最終日、モーニングクルーズを終えて朝食後にはサンダカンに向かいます。

油ヤシプランテーションが続く道をひたすら走っていって、途中ゴマントン洞窟を見学します。

ゴマントン洞窟

燕の巣がたくさん取れるという洞窟だそうです。

個人的には洞窟が苦手で、個人では絶対に行かなかったであろう場所ですが、ツアーに入っているから仕方なく。

決して清潔ではない洞窟の見学をササっと済ませました。

洞窟に行く途中で野生のオラウータンの親子に遭遇しました。

個人的には洞窟よりこっちの方が大ヒットでした。

近くで、しかも長い間オラウータン親子を見ることが出来ました。

この後はセピロックのホテルに下ろしてもらい、ツアーの終了となりました。

3泊4日のツアーの個人的な総評

このような流れでの、サンダカン発着の3泊4日のツアーだったのですが、個人手配では難しいタートルアイランドやキナバタン川に行けて大満足でした。

キナバタン川のロッジまでは、片道2時間半もかかるので送迎車が必要となるし、タートルアイランド、キナバタン川ロッジとも食事は施設内になるので選択肢があるわけでもなく、ツアー中の食事も全て込みだったので楽でした。

縁あってか、ボルネオ島のジャングルは2度目になりますが、前回、今回とも野生のオラウータンを見ることが出来ました。

しかし、野生のアジア象はまだ遭遇したことがないので、またいつか行ってみたいと思っています。

早朝のジャングルクルーズは地球の生命力を感じる素晴らしい体験でした。またその自然を壊したくないという事も学べるエコな旅でした。小学生くらいのお子さん連れ旅行にも最適だと思います。虫さえ嫌いじゃなければですが。。。
 

こちらの3泊4日ツアーは当時、サンダカン発着で1人MR1460でした。

サンダカンは他に見どころがたくさんあります。今回はツアーに入っていなかったテングザルの保護センターも別に見学に行っています。

そちらの模様はtripnoteにて記事を書いていますので、興味のある方はそちらもどうぞ。

長くなってしまいましたが、読んで下さってありがとうございました。